知性の限界――不可測性・不確実性・不可知性 (講談社現代新書)
- 作者:高橋 昌一郎
- 発売日: 2010/04/16
- メディア: 新書
最近では、宇宙そのものが観測者を生みだすように「自己組織化」しているのではないかと考える宇宙物理学者も増えてきています。
◾形のあるものを探究するのが「形而下学(physics)」で現在の物理学に相当し、形のないもの(物質としての脳ではなく「心」の問題、自然現象としての宇宙ではなく「存在」の意味、あるいは「神」の存在の証明など)を探究するのが「形而上学(metaphysics)」なのです。