身体意識を鍛える―閉じ込められた“カラダのちから”を呼び覚ます法
- 作者: 高岡英夫
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2003/11
- メディア: 単行本
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身体意識を鍛える―閉じ込められた“カラダのちから”を呼び覚ます法
下丹田により活性化する筋肉群
横隔膜筋、腸腰筋、腹横筋、骨盤底筋群
胃の裏側には胸椎12番、大腰筋の出発点がある。
大腰筋と横隔膜筋が交差する部分「垂腰部」は、センター形成と密接に連動している。
裏転子
裏転子には浅と深がある。浅はハムストリングスを活性化し、腸腰筋を刺激。深は大腿の奥深く、大腿骨を内転させる内転筋群を活性化させる。本書でいう裏転子は浅裏転子。
大腰筋は胸椎腰椎と大腿骨を、柱と吊りワイヤーのような感じでつなぐ。大腰筋がキュッと収縮すると、ピッと大腿骨が前上方へ。それと拮抗的な連動で、ハムストリングスが股関節の裏側で上から下へつながっている。
大腿骨を、腸腰筋は前に、ハムストリングスは後に振るため、両者は股関節をはさんだ、典型的な拮抗筋関係。腸腰筋に沿って形成された身体意識を「表転子」と言うことも。
走りは運動の基本である歩きをより難しくしたもの、より負荷をかけたもの。相違点は空中期があるかないか。