洗脳原論

洗脳原論

洗脳原論

相手を変性意識状態にする方法の一つ、長時間話を聞かせ続ける...訳の分からない話延々して相手をつかれさせる...相手の気を抜く...そういうことか

以下メモ。

ホメオスタシス、恒常性の維持。人は物質的なことだけでなく、情報的なことでもこの機能が働く。映画小説等に臨場感を覚えれば感情感覚を揺さぶられる。洗脳とは、仮想世界に臨場感を持たせ、恒常性サイクルを構築、固定化させること。

瞑想、長時間拘束、速く喋る、薬物など、あらゆる方法で変性意識状態を起こさせ、アンカーを埋め込む。
強烈な神秘体験を覚えさせ、その体験をさせた相手を絶対的存在と思わせる。実際は神秘体験は脳の機能の一つであり体感は強烈であっても特別なことではない。

ディベートでは、一つの事象を肯定否定の立場に分かれ討論するため、瞬時にどちらの立場の意見も述べる必要があり、結果相対的に物事をみる視点を持つこととなる。アメリカでは社会的立場と関係するが、日本では浸透していないため、余りにその視点に固執すると宗教的な崇拝のようになってしまう。生命倫理等相対的にみるべきでないものにまで当てはめるようになってしまっては問題である。



この著者の言うゴール設定とは。
脳は記憶を断片的に保存するのみであり、記憶に意味を持たせるためには記憶を統合する物語が必要である。それが人によっては宗教の神であったり趣味であったりする。自分の意思であればよいが、そこを悪用し不安を煽り利用しようとするのがカルト。スピ(魂の階級制=差別)。自分の望む未来を思い描きそこを目指そうというのがゴール設定。
と取りあえず理解。もっと読もう。
あと仏教関連の動画メモ。僧籍...。
認識出来なければ、目の前に存在していても、それは無いことと同じである。釈迦はそれを空と言った。例えば、自分の子供を持った途端周りの子供が目に付くようになるなど、それまで自分にとって意味の無かった物が意識に上がるようになると、みえる世界が変わる。何にも執着が無ければ、周囲に物は有っても、意味を見出すことは無く、それは脳の認識上何も無いことと同じである。


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計測機の有無で結果が変わるスリット実験。認識する事はそれだけで対象に影響を与える。面白いw