ハラをなくした日本人

ハラをなくした日本人

ハラをなくした日本人

「真っ直ぐに押す」(個対構造)こと自体が成立し得ないほど、「真っ直ぐに押させない」(流対構造・融対構造)という技能と努力が注がれていた、ということですか。

「肚」か「頭」のどちらかを使うだけで、メンタルコントロールにも違いが生じてしまう。

日本=カニ族(左右の動きが得意・低速/短足・ガニ股・腰を落とした低重心/静的バランス・安定/ハラ・腰/大腿前側筋肉発達)
欧米=エビ族(前後の移動が得意・高速/長脚・直脚・高重心・上半身と対軸・ヨレヨレ強靱/動的バランス・安流/センター・膝/大腿後側筋肉発達)
安定=乗り物が僅かに動いた時、止めようとする
安流=その動きに乗ってさらに動こうとする

既存の知識体系の成否の判定を、自分自身の身体意識を支えとして行い得る人間が、ここで言う「猛者」であり、「天才」である、ということですね。