気の理論

身体意識を呼びさます日本語のちから

身体意識を呼びさます日本語のちから

人間の身体には、弦のような“たるむ・張る”の他、“ゆるむ・固まる”という2つのジャンルがある。年を取るとたるんで固まり、優れた身体は、“張りとゆるみ”が同居している。ゆるんだ身体だけが張ることができる。だから、皆で体をゆるめよう!固まり始めていても、たるみを締めるのではなく、まずはゆるめることから。

首つけ根のコリ「拘束背芯」腰つけ根のコリ「拘束腰芯」。無ければ、首は据わらず、言語活動に支障、立てない。しかし、コリが広がると、身体は固まってゆく。できるだけ小さく。「拘束腰芯」が無くなる=腰が抜ける、立てない。しかし、センターを通せば立てる。自分と地球の重心を合わせて立てる。これができると、大人の知識を保ちながら、心も身体も子どもに戻れるのである。

身体のある部位に強い意識があると、その部位やその周りが活性化され、働きやすく、感知能力が高まる。

気があると思って物事を解釈すると、解けなかったものが解けてくるから面白い。
この著者の気の理論では、脇は地球の中心にあるマグマからの熱性のエネルギー(=気)が入ってくるところ。熱性の気は、やる気、情熱、愛情の源。脇が開いていると、そこから大量の熱性のエネルギーが入ってきて、胸や手のひらに集まり、行動を起こしたり、人や取り組みの対象に注ぐことができるのだ。(脇フワモゾモゾ体操!)脇を締めさせると、従順で操作しやすい人間に...。

胸式呼吸=助骨周りの筋肉が伸び縮み。
腹式呼吸=横隔膜の縮み緩み。ゆるむとドーム状になり、上に上がって、肺の空気が減る。(おなか引っ込む。)縮むと板のようになり、逆になる。
様々な呼吸法は、ストレスの影響を受けやすい呼吸筋を、トレーニングにより影響を与え返し、コントロールして精神的な影響を最小限に、という発想から生まれた。

一回の呼吸で少しでも多く換気できればできるほど、能力が上がる。

魚クネクネ体操は、背骨が肉の海を泳ぐように。

手と手、掌でも呼吸できるつもりで、息吸いながら近づけると吸い寄せられ、吐きながらだと抵抗感。
吸う=親和性、吐く=拒絶性
人を吸うつもりで接すると、その人を“引”きつける。

■気の理論
地球のマグマエネルギー=脇から入る
太陽のエネルギー=胸に直接入る