体の軸・心の軸・生き方の軸―人生を豊かにするハッピー「軸」理論
- 作者: 高岡英夫
- 出版社/メーカー: ベースボールマガジン社
- 発売日: 2010/01/01
- メディア: 単行本
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より合理的効率的に運動しようとすれば、人間の重心と地球の重心の間に物理的に整理される力を1本のラインとして常時、何らかの方法でとらえていることが必要。
軸とは身体意識であり、身体と精神ではなく、潜在意識・無意識と呼ばれる層に存在する。
立つために、地球に向かって押す、これは、力を出すことの原点、基本形です。成長をみても、最初にするもっとも強大な力の発揮は、立つこと、つまり、抗力ベクトルを自分の中で立てることなのです。人間の筋出力の行為として、もっとも多くの回数時間をかけて取り組んできたことであり、この能力はその先にあるあらゆる筋出力の原型になっている。だから、その方向と強さのコントロールがとてつもなく優れているとすれば、他の筋力の出力の仕方も優れているのです。すべての筋出力は、立つことの応用なのです。立ち方を見れば実力がわかるとは、そういうこと。
立つということは垂体一致。重力のラインと、身体の中心を貫くラインを合わせようとする、垂軸と体軸を一致させようということ。(動きがあるときは斜軸も。垂体交差。)
物差しのガイドラインとしての機能が細い方が有効であるように、全身のパーツの左右前後の位置づけガイドラインとしての軸の機能も、細いほどよい。現代人は身体が固まり軸を大雑把に太くすることでおおよそ垂体を一致させている。
拘束背芯=首のつけ根=大椎と胸椎1〜3番と周りの筋肉
拘束腰芯=腰のつけ根=仙骨と腰椎5番4番と周りの筋肉
前者が強く大きくなると肩こりに。後者が強く大きくなると腰痛に。更に全身広がると腱鞘炎や股関節痛等を引き起こす。