愛の論理学

愛の論理学 (角川新書)

愛の論理学 (角川新書)

・「恋愛感情」を引き起こす化学物質=ドーパミン、ノルエピネフリンセロトニン。最初2つは「躁鬱症」、最後は「強迫神経症」と関係。「軽い躁鬱症と強迫神経症の合体した一種の中毒症状」こそが「恋愛」。強い「恋愛感情」の継続期間は、最長12~18ヵ月。
・「本当の愛は、愛の感情の欠けている状況で、つまり愛している感じがないにもかかわらず、愛をもってふるまう時にしばしば生じる」
「愛」は「意志」に基づく判断。
トルストイ「愛とは、自分よりも--自分の動物的な自我よりも、他人をすぐれたものとして認める心である」
「自己中心の生き方のむなしさ」を体験して、利己主義を克服したとき、初めて「愛」が生じる。