できない脳ほど自信過剰

 

できない脳ほど自信過剰

できない脳ほど自信過剰

 

宗教心には、「他人の陰口を叩かない」「他人の足を引っ張らない」という、消極的良心を生む効果。

弱化(罰)より強化(報酬)が学習には有効。

見合い、恋愛(一目惚れ)、恋愛の順で、離婚率が低い。相手への期待値、無意識レベルの好悪。

自我消耗・・・ある物事を我慢すると、別の物事の忍耐力が下がる。

おとり効果・・・一見無意味な選択肢(実際選ばせたい選択肢が得に見えるような)を挿入することで人々の行動が変化する。

プラセボ効果は善か悪か、宗教と科学の境界線。「化粧品も高価なことに意味がある。効きすぎてもいけない。仮に一回で美人になったら、もう売れない。効きそうで効かないことが重要なのだ」

選択肢が絞られるほうが、選ぶ際に心理負担がかからず、購買意欲等が上がる。

「興味をもっているときに勉強せよ」

胎児の頃の記憶も脳回路に刻まれている。「生きる」とは、過去の自分を現在で味付けして未来に託すこと。

歩行のバランスは、脳の神経回路ではなく、足の「形状」から自然と生まれる。振り子運動。散歩には記憶増強効果。

脳の70~80%は水。脱水は脳に悪影響であり、記憶力低下を招く。

「豊かさ」とは「余裕」。すぐには役立たないが、いつかに備えて先手を打つ能力。いつか訪れる危機を予期する能力。

IQ=できるだけ環境や教育や年齢によって影響を受けないような指標、生まれながらの純粋な能力の測定が目的。だから遺伝して当たり前。

「バイオフィードバック」フィードバックとは、自分の状態を本人に知らせるという意味。やり方を覚えれば、バイオフィードバック無しでも、心拍数や血圧等念じてコントロール可能に。似た手法=「ヨガ」。扁桃体(感情を司る)の場合は、状態を知るだけでは難しく、過去の楽しい経験のイメージから活性化させることにより、制御可能に。

「ヒトが意思決定の際参考にするもの」独学、成功者の真似、「皆がそうするから」と周囲の平均的意見に従う、の3タイプ。どれが良い悪いでなく、状況に応じて柔軟に戦略を変える必要があるが、どれに属すかは人ごとに一貫、どんな状況でもほぼ変わらない。

内部動機=純粋なやる気。手段的動機=具体的な目標、代替方法有り。前者の方が良い成果。後者は理論武装で自分を正当化しなくてはならない裏の心理があるのかもしれない。

TPJ(側頭頭頂接合部)=自分を客観的に眺めるための脳領域。電気刺激で幽体離脱が生じる。ユーモアにより強く活動、視点転移の意味で幽体離脱と進化的ルーツを共有している。元は「場所」感知の能力。解釈の視点変化。

脳の最も大切な機能「準備」。予想して備え、適切な選択をすること。会話が弾み「気が合う」状態=聞き手の「予測」に関わる脳部位、左半球後部上側頭回が早く活動。相手の意図を「言葉以前に理解する」。

情報の「探索」と「利用」、人は常にどちらか選択。探索し成功すると、利用成功より即座核が強く活動するため(快楽強)、人は安住せず、常に「何か」を模索してしまう。

落胆=「快感の抑制」、後悔=眼窩前頭皮質の神経が反応「失敗した過去」を悔いる。

無能の認知。人は測定できない環境情報について、感じていないことさえ知る由がない。(虫は二酸化炭素を匂いで感じる/方位磁針無しでは地磁気は計測できない)

常在菌の組み合わせは人それぞれ。消化や体臭の菌にも個人差。細菌の遺伝的多様性は、人の遺伝的多様性にほぼ匹敵。菌交代は年単位でゆっくり進行。(食事メニューを野菜中心や肉中心にすると2日以内に一気に変化)今どんな菌を飼っているか。菌も個性の一部なのです。

人工甘味料=微生物(腸内細菌)を介しブドウ糖不耐(少量のブドウ糖でも血糖値が上昇しやすい体質)を起こす。

「運動➡筋肉のPGC-1α1活性化➡キヌレニン(うつ病原因物質)分解➡脳が守られる」

ガンマ波=明晰夢や幻覚・瞑想の状態、死の直前(ガンマ同期)現れる。特に意識レベルの高い脳の状態。

iPS細胞=体の細胞を初期化して「未分化」の状態に戻されたもの。多彩な細胞を作成可能。臓器の部分再生も。

現在の心脳仮説=心は体と脳の相互作用。

脳には遺伝情報から離れて成長する「可塑性」という能力が。