シャンバラからの伝言

 

シャンバラからの伝言―魂の修行と宇宙の真理

シャンバラからの伝言―魂の修行と宇宙の真理

 

■むしろ有名になる人は影武者のようなもので、モウナの行者たちはラーマナ・マハリシのような人を楯にして、黙々と自分を磨く修行を続けているのである。

ヒマラヤの奥地でコツコツ修行をしている人は、人類を救おうとか余計なことを考えないで、ただただ自分を磨く修行のみをしている。人類を救おうなどと思ったら、その余計な考えのほうにパワーがいってしまって、無駄使いをすることになる。肝心なことは、自分がコツコツと修行を積むことだけなのである。

 

■とんでもないことができるようになったら、それは基本的には「やらされたのだ」ということを、ちゃんと踏まえておく必要がある。それさえ踏まえておけば、どんな《行》をしても大丈夫だ。

 

■自分がおかしいと思えば絶対におかしいのである

自分の感性を大切にするべきだ

 

■「白紙の状態が密度の濃い状態」

「空」「無」ガラスやダイヤモンド

密度が荒くなるにつれて

われわれの目に「存在」として見えてくる

 

■点

点があり、点の連続が線になり、線から面、そして立体になっていく。点は、すべてに拡がっていく可能性をもつ、いちばん根源的なもの。どんなものでも、見る距離や見方によって、点に見えるポイントがある。究極をつきつめれば、すべては点の集まりと見ることができる。粒子も波動も、どのような捉え方でも、点という概念はかかわっている。

 

■自分の中、色々なものの把握、他人の心を読む能力などは、瞑想によって得ることができる。それは、見る距離、見方、視点、視野を、自由に変えることができるからなのである。

 

■殆どの現象には例外がある。99.9%そうでも、少しはそう言い切れない部分が必ずある。それで宇宙のバランスが取れているのである。

 

■意識をきわめて細かいところまで通していけるようになると、通り道がどんどんできるようになるから、網の目が広がるように、個体としての意識がだんだん稀薄になってくる。肉体(個体)、血液(液体)、呼吸(気体)、魂、ブラフマン(梵)。地(個体・氷)、水(液体・水)、火(エネルギー・水蒸気)、風(気体・大気)、空(魂・意識)、識(梵・超意識)。

 

■行とは、自分の足で階段を一段ずつ上がっていくようなものだ。われわれは、自分で考え、行動し、試行錯誤し、自分で道を見出さない限り、階段を上がることはできないのである。誰も手を引いてひっぱり上げてはくれない。

 

■人類を幸福へ導こうという発想をするのは人間だけである。自分の生命力を高める、天寿を全うする方向へ。

人間の平和=全体としてはバランス悪い。動物、植物、鉱物、そして大気がもっと大切。人類が死滅しても、他も死滅するとは限らないが、逆は成り立たない。

良い状態の大気、地球・土壌、植物、動物、があって、その上で人間が良い状態にならなければならない。

 

■純度の高いヴァイブレーションを出していく、出すことで感じ取れるようになる。