医者に殺されない47の心得

◾「飛んで火に入る夏の虫」のように、医者に自分から近づいて、命を落としたり縮めたりしている人が多すぎるんです。
◾「予防医学」=「“患者を呼ぼう”医学」。医者の“おいしい”お客様にならないように気をつけましょう。
◾基本的に、自覚症状がなくてごはんがおいしいなら、医者にあちこち悪いと言われたり、がんが見つかっても、忘れるのがいちばんです。治療にあせると、寿命を縮めます。
◾「老化現象ですよ」と言う医者は信用できる
今の日本で大人がかかる病気はたいてい「老化現象」で、医者にかかったり、薬を飲んだりして治せるものではない。
1996年、厚生省(当時)は高血圧、高コレステロール血症(高脂血症)、糖尿病などの呼び名を、それまでの「成人病」から「生活習慣病」に改めました。「生活態度が悪いから病気になるんだ」ということです。そして検診を義務化し、メタボは犯罪のように取り締まられ、血圧や血糖値が「基準値」からはずれると薬で数値を改善、などの指導が、厳しく行われるようになりました。
でも、それらの病気のおおもとの原因は老化なので、抵抗してみても、川の流れに逆らうようなものです。「成人病」という表現のほうが、ずっと本質をついていました。
◾基準値をササッといじって、薬の売り上げ6倍増。血圧商法、大成功です。
◾基準値をできるだけ下げて薬の売り上げを伸ばそうとする画策は、いずこも同じというわけです。
◾高血圧、高コレステロール血症、糖尿病などの大部分は治療の必要がないか、病気と考えないほうがいいということです。
健診でよく見つかる大腸や胆のうのポリープ、そして早期がんも「忘れる」のが身のためです。

◾手や口をよく動かすほど、脳もよく働く。
◾人生を元気に全うする秘訣は「体を動かし続け、使い続ける」ことです。
筋肉は、よく使っていると高齢になっても日々太くなり、強さが増すことがわかっています。脳の神経細胞も、よく考え、感じ続ける限り、100歳になっても日々活発に活動し続けます。
「歩けなくなる」=「脳がよく働かなくなる」
◾基本的に少々の痛みや不自由は「ほっときゃ治る」と放置して、どうしても日常生活にさしつかえる症状があったときだけ、病院に行く。本当に手術や入院が必要なのか、あらゆる情報を調べてから踏み切る。
そう心がけると、人生終盤を有意義に過ごせます。