- 作者: 苫米地英人
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2012/11/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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人の脳は同じ失敗を繰り返さず生き延びるため、失敗を記憶するよう出来ている。その失敗の記憶が強烈で現在の状況に支障を来してしまうことが問題。どんな体験であっても脳の機能が見せているただの過去の記憶であり現在ではない。
海馬・扁桃体が恐怖の記憶を何度も引っ張りだし、側頭葉に投げ込むことで、恐怖は長期記憶化してゆく。防ぐためには上位機関である前頭前野から文脈情報を与え、恐怖体験を知的情報に変える。
過去体験した喜怒哀楽の感情は現在の自分とは切り離し、娯楽であると前頭前野で認識する。現代は恐怖の感情は余り必要の無い時代であり、ホラー映画をわざわざ見に行くように、娯楽と考えることが適当である。
CMは、その商品とは関係のない素晴らしい世界を見せ、その商品を購入するとその世界ごと手に入ると勘違いさせることで購入を促す。車なら絶景、素晴らしい配偶者...など。この現象を「電通」という(笑)
未来の因果で現在の良否が決まる。過去は未来次第で白にも黒にもできる。イヤな気持ちには良い情動記憶をアンカリング。アクセサリーや画像など、身近にあるものに良い記憶をアンカリングしておいて、イヤな気持ちになったときにそれらを触れたり見たりすると良い。