営業は「洗脳」

 

営業の勝負どころは、口下手か口達者ではなく別に有る。売るものは、商品・自分ではなく、「お客様の幸せな未来」。商品を手にした時のハッピーな気持ち。

あるのはRによく似たR’(内部表現)という自分が認識できた世界だけ。

 

営業とは臨場感空間を支配し、相手の内部表現を書き換える事によって、お客様に未来のハッピーなイメージを描かせ、そのハッピーになるストーリーには自分が売りたい商品が不可欠であると思って貰うこと。

 

デジャビュは海馬の情報処理のミスが原因。今見ている光景を過去の記憶と勘違い、視覚情報を海馬からと勘違いして思い込めば、その人にとっては本物の記憶と変わらない。認識は記憶との照らし合わせ。海馬は簡単に間違いを起こし、間違いを作為的に起こすことで、相手の認識に介入可能。海馬の記憶整理中は、海馬に繋がる神経束のすぐ真横を眼球運動を司る神経が通るため、眼球が動く。

ひとめぼれの技術 1.相手の目を動かす 2.目が動いている時、理想のタイプや体感を思い浮かばせる 3.自分の顔を見せる

 

Rのゆらぎの基本➡相手が五感で感じている感覚を言語に置き換えてあげ、こちらが発する言語の世界にリアリティを感じさせる。更には、こちらが物理的空間の支配者であることを相手の無意識に植え付ける。

 

過去の出来事について、それが過去の自分から見て相手の煩悩(B)か/今の自分の雑念(D)か、今のゴールにとって関係あるか(T)/ないか(nil)、とラベリングしていく事で、過去ドリームキラーに植え付けられた、夢の阻害要因を消すことができる。

 

サボり怠けができるということは余裕があるということ。サボり怠けが罪悪=資本主義における資本家の論理。自分の分が終わったら人の分まで働いてくれる、一見勤勉で優秀なビジネスマン=資本家にとって最高に都合のいい労働者像。資本家は人々に“勤勉さ”に自己実現を見出すよう洗脳する。働くことが生きがいだと教える。でないと資本家が困る。

 

会社が自己実現の場=資本家が労働者を使用するのに便利な論理。労働者を奴隷とするために都合よくできた論理。サラリーマンが会社に求めるべきものは金銭以外にあり得ない。「仕事は私を成長させてくれ、やりがいがある」「社会に役立つ企業なので、私の仕事は社会に役立つ」と反論する人はかなりの重症。とても模範的な奴隷。

 

洗脳された人間は自分が成長したと思い込むだけでなく、他人をもこのプログラムに巻き込もうとする。宗教と同じ仕組み。

 

経営者が社員を騙して奴隷として働かせようとするのが資本主義というもの。

法律上、従業員は会社の備品(コピー機や鉛筆)。会社が備品を家族同様に思うはずがありません。備品に愛社精神は必要ありません。