陰陽師 12

 

陰陽師 12 (ジェッツコミックス)

陰陽師 12 (ジェッツコミックス)

 

王なる者は 天意を受けて それに従い

自然界の現象すべてを 潤滑に遁(めぐ)らせる

それを助けるために 天象を翻訳するのが 陰陽師の仕事なのだよ

 

変化は それを好まぬものからは 抹殺されるが それも役目なのさ

変化がなくては 生ける屍だからな

 

醸す・・・ 醸すとは 必滅から不滅への以降だ・・・

うふふっ 食べるって フシギ♡

 

まずはな すべての事象には意志があるのをな 感じるのだ

現象は 皆 有機的であり 自然界に起る事件は それが 彼らの言葉だ

そうやって語りかけてくるのだ 我々はそれを翻訳する

そして 占うことによって 天と一つになっていることが 王たる帝の条件なのだ

ズレが生じているように感じたらな

魔術師はな 自ら移動して 一本にしてしまうのだ 簡単なことだろ

我々は 調整者だからな 極意だぞ

 

洗練された古き時代の黒い大地(エジプト)のファラオたちは

音楽と詩と香りの波動で 肉体を治療したのよ

それは 治療する者も 治療される者も

光に満ちあふれて 美しかったことでしょうね