エミール (まんがで読破)

子どもにふさわしい唯一の道徳上の教訓 それは 無害。誰にも害を与えないことです。誰だって良い行いはする。悪人も。悪人は百人の気の毒な人の犠牲において ひとりの人を幸福にする(自分の子供など)。人に良いことを行う人より、けっして人に害をくわえない人のほうが 必然的に大きな善を行うこととなるでしょう。

幻想は不幸を覆い隠してくれるどころかさらに大きくし なんの価値もないものに価値を与え ただ欠乏を感じさせるだけなのです

しかし私は彼らの書物から 他の者とは違うように考えること 自らに利害があることだけを考えることを 学んだのです
次に私は 自らの心に答えを求めたのです 振り返ると私はあらゆる人に与えられたり拒否されたりしており そしてそれらの様々な観念のすべての偏見をすてることにより
自己 原点にある一番ありふれた観念こそが 最も合理的であると 知ったのです
私は存在している そして私は感官を使い 私以外の存在を知り そうすることで 私は宇宙の存在についても 自分自身の存在同様に 認めることができたのです

宗教そのものはそれぞれの民族の伝統 人間は物事を神に語らせようと考えて以来 あらゆる民族はそれぞれの流儀で神に語らせて その民族の秩序を守ってきたのです