「頭のゴミ」

・ドリーム・キラー撃退には、夢を他人に話さないこと。釈迦「自帰依自灯明」「自らを拠り所とする」。「今ここにいる自分」を拠り所とし、自己評価とエフィカシーを自分で決めていく。

・本音にフタをしない=自分の心の中だけでいいので、本音を解放しておく。自分に嘘をつかない、世間の通念や他人の目を気にしない。自分の本音の願望を頭の中で膨らませ、他人のモノサシではなく自分の本音で生きること。
・人間の脳部位前頭前野眼窩内側部位は自己犠牲で活性化。「皆の幸せが自分の幸せ」。オウムはそこを悪用し、教祖への自己犠牲に幸福を感じるよう信者を洗脳した。悪徳企業も同様。前頭前野眼窩内側部の働きを何にどう使うか、自分で選択することが重要。「抽象度を上げ、多くの人のためになるゴールを設定し、その過程で前頭前野眼窩内側部を発火させていく」。
・やりたいことが分からなければ、「自分が何をすれば他人が喜ぶか」という視点で考える。
・自分が何をしたいかという自分中心の発想ではなく、抽象度を上げ、「自分が何をすれば人々は喜ぶか」という発想に切り替えれば、ビジネスモデルは見えてくる。
・ゴール設定の基本=自分の本音にフタをせず、同時に自分中心の発想を捨てること。

・道筋が見えているならゴールと呼べない。

ニュートン古典力学を確立した17世紀から1980年代半ばまで、「部分が全体をつくる(構造主義)」という考え方がスタンダード。1980年代半ばにポストモダニズムが登場。全体と部分は双方向的に関係(「ゲシュタルト」)、全体が分かることで部分がわかるという事が明らかに。ゲシュタルトにより事象を認識する能力=「ゲシュタルト能力」。
・本当に頭のいい人は、必要に応じて論理的な構築力を使い(ABC)、また必要に応じて論理を超える(A➡D)。論理と不即不離の関係を保ち、論理にとらわれることがない。(Aを現状とすると、Dがゴール)
ゲシュタルトができているため、部分を追いながら、常に全体が見えている。部分へのフォーカスと、全体への俯瞰が自由自在。
ゲシュタルトができていれば、全情報がなくとも、部分情報でそれが何か一瞬で分かる。部分情報が分かれば、他の部分情報も分かる。