201冊目で私が一番伝えたかったこと

◾ドリームキラー撃退法。1.ゴールを他人に教えない。2.無視。夢が漏れてしまったら、必ずドリームキラーが現れる。そのアドバイス(ドリームキリング)を聞いている演技をして、耳に入れない。
◾あなたが世間的な行動規範から外れているからといって悪口を言う人は単にエフィカシーが低いだけなのです。そういう人は自然と消えていきますから、必要以上に気にすることはありません。
◾むしろ、人から“normal”と言われるようだったら、気をつけましょう。もしかしたら、あなたのゴールが社会的な洗脳の産物である可能性があるからです。
◾「認識は記憶から形つくられる」
何かを思い出す=バラバラの記憶をもう一度再構成、一つのゲシュタルト(部分がまとまって一つのものとして機能しているもの)をつくる。このゲシュタルトは何かを認識する度に形成される。人間の認識はリアルタイムの合成。バラバラの記憶(=情報)が合成されるのは、「今」この瞬間に他ならない。
過去の情報としてバラバラに記憶されたものが、それを思い出すときにその都度新しく合成されるのですから、人間が認識するすべての対象物は何一つアプリオリ(先天的)に存在しているわけではないのです。
このように、バラバラにされた記憶の断片がリアルタイムに合成されて、それによって現在の記憶を作っているわけですから、人間の脳には、過去も未来もなく、現在しか存在しなくなるのです。
◾失敗した場合、事実の認識は必要だが、「自分らしくないな」と軽く受け流せばいい。すなわち、自分に対する評価を高く維持したまま、「こんなのは自分らしくない。たから、もうしない」と考えるだけで十分なのです。
◾抽象度の低い人の視野は狭くなります。ちなみに、ドリームキラーは、自分のレベルでしかものを考えることができない、抽象度の低い人がほとんどです。他人にとってのドリームキラーにならないためにも、より大きな夢を実現するためにも、普段から抽象度を一つ上げて物事を認識するようにしましょう。
◾自我=自分にとって重要なものの順番を並べ替える「評価関数」とも。人によってすべて違う。この「評価関数」の書き換え=内部表現、ブリーフシステムの書き換え。
重要なものに序列があるとすると、相対的に大事でないもの(見えないもの)が生まれる=スコトーマ(心理的盲点)が働き、自我に盲点が生じる。この盲点がゴール達成のための道筋を見えなくする。
すべてを等しく大事に思うことは、普通の人には不可能。できるのはお釈迦様だけ。お釈迦様は自我の盲点を外し続けることですべてが見えるようになり、やがて悟りに達しました。この悟りこそが、釈迦の説く「空」という概念なのです。
◾素晴らしい人生を手に入れたいなら、「自分にはできる」と心の底から思うことがとても重要です。
◾情報空間にある「特定の情報場」写像が、物理空間に物理的実態として存在している(物理空間に情報が付加されているのではなく)。
「情報場」=情報空間に存在する特定の座標空間。情報空間には、私たちの認識の数に応じて、無数に「情報場」が存在している。
まず先に、情報空間の因果関係が存在し、その因果関係によって生まれた特定の情報場が、その写像を抽象度の低い物理空間に投影させている。
◾空観の視点に立てば、この「苦」でさえも、心が生み出した幻想であることがわかってきます。そして、「苦」さえもが幻想であることが理解できれば、もはや不幸せになる理由もなくなってしまうのです。自分が不幸せだと感じる理由をいくら列挙しても、それらすべてが幻想でしかないのですから、後は「幸せになるしかない」のです。
「釈迦方式」。釈迦が説いた空の思想によって、思考の抽象度を高め、すべての「苦」や「煩悩」が幻想でしかないことを知る方法。
◾「仮観」により幸せになろうとする方法=「宗教·密教方式」。脳の「カラクリ」を利用して、幸せという幻想状態を作り出す。催眠術。ワサビを生クリームと思わせる。催眠が解かれるとビックリ。つまり、徹底的な洗脳。仏教以外の宗教では、この「仮」の世界を神が作った実の世界として教える。「奴隷の幸せ」。宗教のない国の「お金を稼ぐことが幸せ」「お金があれば何でできる」も同じ。稼げている間は幸せかもしれないが、稼ぎ終わって洗脳が解けたときにも幸せかどうかは保証できない。
◾「宗教方式」の危険性。「すべては幻想である」という空観を持っていないと、自分が洗脳によって信じている幸せを、他人にも押しつけるようになる。
「空観」を学んで、理解した上での「仮観」なら、他人に自分の信じている妄想を押し付けたりはしないので何の問題もないのですが、「仮観」だけでは争いが生まれる。「仮のゴールを実在のゴールと勘違いしてしまう」状態。
◾空観を学び、仮観を学んだ後に、中観にたどり着くことができれば、私たちは相手の存在を認めるという視点に立つことができ、世界の見方がとてもダイナミックなものになっていく。なぜなら、一つの物事を見たときに、その物事と関係を結んでいる他の物事へも目を向けるようになり、ひいては宇宙全体へと想いを広げられるようになれるからです。
◾情報空間で行った書き換えを物理空間に顕現させるための実装化(インプリメンテーション)に絶対不可欠なものは「知識」。
◾あなたの夢を潰しにかかってくる親や教師たちは、支配階級が仕掛けたこの洗脳(既得権益を守るため一般市民をたえず競争させ、押し付けている価値観=お金の奴隷)に見事にかかってしまっている。
◾「毎日を楽しく生きられるかどうか」
◾しかし、これは裏を返せば、額がどれほど高額であろうと、稼いだ後の使い道がはっきりとイメージできているのなら、誰にだって稼げるということでもあるのです。
◾私たちの脳の特徴=「自分が必要としている情報しか捉えない」。
◾すべて純粋に自分の中から出てきた発想を実現したものだけが「付加価値」と呼ばれるに値する。
◾自分の得意とする分野を見つけて入っていく。そのうえで、情報収集能力、同調能力、責任能力などさまざまな能力が必要になってきます。
◾最大の障害は中国で、尖閣領有問題で日本と係争中のため、日本のための敵国条項の削除に協力してくれるどころか、現在、敵国条項によって国連決議なしで日本をこうげきできるというロビー活動を行っているほどなのです。しかも、中国と日本の間には、「敵国条項を持ち出さない」という取り決めが存在しないため、極めて危険な状況にあります。
国際連合という「戦勝国クラブ」の中では、敗戦国が冷や飯を食わされることはあっても、優遇されることは絶対にないのです。国連における通常予算の分担金、国連平和維持活動(PKO)の分担金も、事実上、日本とドイツがそのほとんどをまかなっているのが現状なのです。
◾この「火の発見」は、偶然によるものというのが通説ですが、私は誰かが内部表現の外側から情報をキャッチして、火を実用化する道を開いたのではないかと推測しています。
◾物理宇宙は情報宇宙の一部なわけですから、そこには何らかの情報処理システムが機能しているはずで、そのシステムをモデル化したのが計算機、つまりコンピュータなのです。そういう意味では、計算機は発明されたのではなく、発見されたものなのです。
◾情報宇宙という存在のすごいところは、時間と空間を超越しているということです。ですから、情報宇宙の中では時間が未来から現在へ、現在から過去へと流れ、そこでは人は自由に生き方を選択することができるのです。「自由意志の発見」。
◾進化の原理は「意志」。
◾脳にとっては、達成も諦めも同じ効果。ゴール達成の確信がエネルギーの喪失をもたらす。ゴールが近づくと、そのときの現状がゴールの世界を呑み込んでしまう。➡️早死に。
ゴールを達成しそうになったら、次の新しいゴールを設定すること。ただ単に長生きをしたいなら、ゴールを一切持たないことが一番安全。そうすると生物学的な個体の維持というゴールだけが機能する。しかし、ゴールのない人生は味気ない。
だから、いつも生き生きと毎日を幸せに生きていくためには、ゴールを設定し、そのゴールが達成しそうになったら、新しいゴールを作る······。すなわち、絶えずゴールを更新し続けることが重要になってくるのです。