のうだま2

◾脳という装置は120年くらいは平気でもつように耐久性が備わっているようです。
◾「脳という機械は、年をとっても衰えていない」「そのためにはシータ波が必要である」同じことを知ったとしても、「ふーん、だから、それが何さ」というように、冷めた目で見ているとシータ波は出ません。そうではなく、「なぜこうなの?それで、次はどうなるの?」というように、ワクワク感をもっていれば強いシータ波が出て、記憶力も高まるわけです。
◾「年をとって記憶力が衰えたと感じる」のは、「脳がいろいろなものごとに対してマンネリ化」しているためにシータ波が出ていないということはないでしょうか。
この意味においては、記憶力の衰えは決して脳のせいではなく、自分自身の態度、つまり気持ちや心の持ち方の問題だということになってきます。
「もの覚えが悪くなった!」「ど忘れがひどい!」なんて言っているあなた。あなたの脳は、マンネリ化してしまっていませんか?
◾感情が盛んなときものごとを覚えやすい(扁桃体)。
◾復習より出力が大事(教科書より問題集)。
◾ただボーッと与えられる情報を受け取っているだけよりも、興味を持って積極的に情報を仕入れにいくほうが、脳が敏感に反応する。
◾記憶についても同様。「やらされるくらいなら、自分からやってみせよう」という気概が大切です。
◾記憶があいまいであることは、「応用」という観点から重要なポイントとなります。ヒトの記憶は、他の動物に例を見ないほどあいまいでいい加減ですが、それこそが臨機応変な適応力の源です。記憶のあいまいさは、欠点ではなく、能力なのです。
◾好奇心があれば、年齢とともに記憶力が衰えることはないんです